踊場駅前郵便局（神奈川県）の風景印

図案解説「踊場」という名前の由来は、次のような伝説から来ているそうです。戸塚（踊場駅は横浜市戸塚区と泉区境にあります。）の醤油をつくる主人が、仕事柄手が汚れやすいので、たくさんの手拭いを持っていました。しかし、その手拭いが毎晩1個ずつなくなっていくことに気がつきました。そのため主人は寝る時に全ての手拭いと自分との間に紐をつけておきました。しばらくしてから紐が引かれると手拭いをとった犯人を探しました。すると、飼い猫のトラだったのです。主人は「トラか。」と納得しました。しかしある月夜の晩、丘の上から賑やかな声がするのに気付き、表へ出ると、手拭いを頭に巻き付けてトラを含むたくさんの猫たちが踊っていたのです。次の日、主人は奥さんにその夜のことを報告すると、奥さんは毎日手拭いを作ることにしました。この伝説からこの踊場駅のあるこの丘は、「猫の踊り場」と呼ばれるようになりました。それからというものこの地は「踊場」と（住所にはなっていませんが）なり、1999年に、横浜市営地下鉄ブルーライン、踊場駅が開業しました。これらの伝説がこの図案のもととなっています。そして戸塚区の区章があしらわれています。